□REPORT >>適当文とか諸々置いてあったり。
読書感想文。★はオススメ。
上に行くほど新しい。
宮部みゆき
「R.P.G」
最初はちょっとダラダラしたペースで(ぶっちゃけ警察機関の説明とかあんなに詳しくなくても良かったかと)今ひとつでしたが、中盤からはもう止められない止まらないっ。面白いです。
いつもながら種明かしが鮮やかで、すごい。
筒井康隆
「敵」
老人の生活の細やかな描写、印象的な音の表現、文の使い方…。
くらいしか特筆すべき事がありません(オイ)。
うーん…紹介文が気になって購入してみたものの、肝心要の『敵』が小さすぎる。結局何を書きたかったのか正直よく分かりませんでした。
私の精神が未発達で幼稚だから読みとれなかっただけなのでしょうか…。
でもやっぱり文の書き方はすごいです。
パウロ=コエーリョ
「アルケミスト―夢を旅した少年」
抽象的な話で星の王子様の良さもまだ分からないような私読んでしまってオイオイでした。
でも、何だか終盤とか。どこか懐かしいような物語的要素、嬉しくなるような絵本的要素があってすごく良いなと思いました。昔、新鮮な気持ちで本を開いて見たようなあの感じですよ。
不思議で優しい綺麗なお話だと思いました。

ちなみに読めないくせに洋書まで買ってしまった和泉でした。

パウロ=コエーリョ

ピエドラ川のほとりで私は泣いた」
変な事に意地を張ったり、妙なところで競って疲れたり。人間て基本マゾじゃないかと思うほど(笑)やけにつまらないことで傷つきすぎだなぁ。意味もなく我を通して寂しくなった時、私は私の中で『他者の演習』をします。
むやみに熱くなって、青臭くて、惨めで、そんな自分を責める前に見つめる事。そして失望するのではなく、そんな自分を抱き寄せて励まして下さい。それが多分自分を好きになる第一歩。
愛や宗教、神、ありとあらゆる パウロ=コエーリョの哲学が詰まった傑作です。
パウロ=コエーリョ
「ベロニカは死ぬことにした」
何もかもが手に入った瞬間、何もかもがつまらなくなるというのはきっと誰にでもある経験ではないかと思います。
人間なんかの小さな手に持てるのはほんの少しなのに、周囲を気にして自分を大きく見せる為にわざわざ苦しんでいる人が多過ぎるくらいで。本質的に大切なのはたった一つで、それを見つける枷になっているものは一体なんだろう、と…。それがこの本のテーマだったのではないか、と私は思っています。

京極夏彦
「姑獲鳥の夏」
ラスト、雨のシーンは鳥肌モノ。ぞぞっとくる小説に久しぶりに出会いました。
この巻はまだ
比較的厚くないです。導入編?
初っ端から京極堂が長々と蘊蓄を垂れてくれますが、コレに耐えられるようであれば多分京極はオッケ。読み進めるべし。
ボコボコにやられるへたれな関口君が何とも素敵。まだ壊れ方がまともな頃の榎木津が長襦袢と下履き一丁なのが鼻血モノ。石榴(猫)がいちいち可愛い。里村氏の死体愛好っぷりがときめき。
と胸キュンシーン満載の第一巻です。
文庫版の装丁がステキです。
ただ京極堂シリーズ全般に関してですが決して推理はせずにお読み下さい。読めば理由は分かるはず。

京極夏彦
「魍魎の匣」
スゴイです。何がスゴイって内容もだけど厚さが。やっぱり手加減してたのかと呟きつつ読む。
色々技術的に無理ジャン?とかいう側面は無視して読み進めることにしましょう(;´Д`)
ウジャウジャ脇キャラが出てきます(増岡さんなんかは後々出てきたり)。そのくせ設定は凝っていて魅力的。女っ気のあまりないシリーズなので頼子達の下りは良かったです。結果はアレですけど。
ネタバレ反転→
匣の正体、久保の見た四肢のない加菜子なんかは怖気が走るくらいグロテスクな描写ででもやっぱりスゴイ…ですよね
美馬坂さんと対峙する京極堂が悶え死ぬほど格好いい!

京極夏彦
「狂骨の夢」
結構好きです。
タイトルなだけあってこれでもかというほど骨骨骨のオンパレード。
「じゃあ四つ子」の榎木津は泣きたいくらい可愛かった!
朱美姐さんも格好良い女性でステキ。
文庫版の装丁がこれまた良い感じ。

京極夏彦
「鉄鼠の檻」
坊さんがあっちからこっちからそっちから。これでもかというくらい出てきてうんざりします。
…が、読み終える頃には確実に、ハゲをハゲとは呼べなくなります!寧ろ坊主万歳!
トリックはちょっと残念な感じがなきにしもあらず…。
しかしそれを差し引いても魅力的な作品です。洗い髪を掻き上げる京極堂、敦子の姿を見て(かどうかは知らんが)哲童に声を張り上げる京極堂、本に没頭して蔵に這い込む京極堂…!!
その上高笑いで登場する榎木津やら美味しいシーンがてんこ盛り。
おかっぱ振り袖娘に激萌え。

京極夏彦
「絡新婦の理」
良かったです!榎木津が女学生好きなことも判明したし(笑)。
話の構成が美しい。全体の枠組みがもう「蜘蛛」を象徴してます(思いこみ)。
ここまで強かな「女性の強さ」を見せてくれるとは!
「あなたが…蜘蛛だったのですね」
桜舞う中対峙する京極堂と『蜘蛛』の描写は一種の芸術。
あとは自分の目で確かめて下さい。
本の厚さも最高潮(笑)。
京極夏彦
「塗仏の宴」
ついに上下巻(笑)。
内容は…ちょっとダラダラした感じが否めません。登場人物がものすごく多いけど、「匣」とかほど濃さとか深さが無い感じ。
支度は今までの懐かしいキャラが出てきて嬉しいです。始末の朱美さんは更に格好良くなっておられて…!
黒幕のあの人と京極堂の対峙するシーンがいつもながら素敵!
榎木津と木場がとにかく良いです。

京極夏彦
「陰摩羅鬼の瑕」
榎木津と関口主体っぽい。そこがまたいい。久々に虚仮にされまくる関君が可愛い。
関口の内面が「姑獲鳥」以来初めて深く深く掘り下げられた気がします。「『夏』の感動が〜」と謳っているだけあって、「姑獲鳥」を想起させる部分が多々出てきて良い感じ。
トリックは賛否両論…。

京極夏彦
「百器徒然袋‐雨」
最高です。
主要キャラは勿論、今川やらいさま屋やらが榎木津に慣れてる辺りキャラクタ描写がはまりすぎ。
巻き込まれる「僕」がうらやましすぎる!どの話も最高に面白かったです。榎木津の幼児退行が露見した巻でもあります(笑)。
京極堂の凶悪さ増し、「叩き殺すぞ」なんて今まで言ったこと無いじゃないのどうしたの!とメロメロにハートが飛びそうなくらい素敵!関口の挙動不審っぷりもベリーグッド。
これを読まずに何を読む!ってくらい、オススメ!

森博嗣
「すべてがFになる」
文は簡素ながら、死体が歩み出るシーンとか十分すぎるくらいぞぞっときました。
トリックもものすごーく凝っていて良い。ただコンピュータが苦手だとちと辛いかも。
犀川×萌絵のカプが魅力的。

森博嗣
「冷たい密室と博士たち」
前作に比べると、全体のノリはいまいち。盛り上がりに欠けます。
そもそもが事件後から描かれていて、推理の部分から始まるのでどうにも淡々と話が進んでいく感が否めません。トリックも今ひとつ。
ただ喜多氏はかなり良い感じ。

森博嗣

「笑わない数学者」
読んでる内にトリックが分かってしまいました。見取り図は…ついてるべきだけどついてると分かっちゃうかな。
逆転した外と中の空間っていうのは面白いと思いました。
犀川×萌絵的要素がチラホラで嬉しい造りとなっております。
森博嗣
「詩的私的ジャック」
全体の造りがお洒落。つーか歌の歌詞が…イイ!ラストはブルブルきます。
萌絵がヒロインらしくなってきてグー。
事件のトリックは何というか邪道なのでざっと読み進んでいくことをおすすめします。
森博嗣
「封印再度」
封印再度、と密室のWho inside?が掛けてあるのがなんとも知的にユーモラス。森作品のタイトルはいつもセンスが良いですな。
犀川×萌絵な感じで、というかこの二人の関係がすごくよく伝わってきて最高に良かったです!二人でドライブに行くシーンの描写が本当に綺麗。
トリックはかなり無理があるような…(汗)。
森博嗣
「幻惑の死と使徒」
「夏のレプリカ」と対になっています。同時系列で進行。
トリックはややつまらない…というか、それってあり?的。
萌絵が不安定なときに駆けつける犀川先生に男らしさを見た。
森博嗣
「夏のレプリカ」
話自体は綺麗に纏まっているけど纏まりすぎて物足りない。トリックもいまいち。
杜萌たんはかなり魅力的なキャラだったので今後もこういう友達キャラ期待。
ラストは漸く出てきた犀川先生と萌絵のやりとりが面白い。鵜飼さぁーん。
森博嗣
「今はもうない」
番外編みたいな感じです。寧ろラブストーリーにおまけでミステリ…かな。
でも手は抜いてない感じで良い。残された記号、が「F」を彷彿とさせます。
森博嗣
「数奇にして模型」
まず。
クリップ一本で果敢に戦う犀川先生。
とにかく素敵すぎます。無謀だろ!そんなところにも萌絵ちゃんへの愛を感じるー(思いこみ)。
やや厚めで、テンポはのろのろ〜なので読みにくい感じが少しアリ。
トリックも結末ももーちょい欲しかったかな。
「もし彼女を殺したら、僕は貴方を殺します」
萌絵のコスプレ萌え〜。
★森博嗣
「有限と微小のパン」
サブタイトル後が懐かしい台詞の数々(これまたチョイスが良い!)なのがお気に入り。シリーズ最終巻だけあってボリュームがすごい。
「数奇〜」より数段テンポ良く、サクサク進めます。犀川×萌絵の師弟コンビが信頼しあってる感じで良い〜!
「あの人」の再登場。
石田衣良
「フォーティーン」
直木賞受賞だけある。格好良くないんだけど格好いい、少年達の冒険にわくわくします。
短編集みたいな構成になってます。
ただし注意としては―というか、石田作品全般―現代の闇?みたいなものが含まれているのでぶっちゃけエロ要素(っていうのとはまた違うんですけど)アリ。
少年達の悩む姿、戦う姿が生きるたくましさを教えてくれます。
西尾維新
「クビキリサイクル」
トリックは正直、荒唐無稽。
でもお話としてはキャラクタも一人一人良い味を出していて楽しめます。女の子がいっぱいで萌えるし。
孤島で密室、という今更な設定だけに斬新なトリックではありました。って、斬新すぎて荒唐無稽なんだけど(笑)。
竹さんのイラストが可愛くてグッド。
西尾維新
「クビシメロマンチスト」
表紙の巫女子ちゃんが可愛い…(涎)。個性的なキャラクターに惹かれます。
テンポ良く話が進んでいき、今回はトリックもボーダーライン。いや、貶してる訳じゃないんですけど。ただしやっぱり殺され方が惨い…というかポンポンポンポン殺されていくので、小さなお子様には与えないで下さい(苦笑)。
零崎くんが良い感じでした。
西尾維新
「クビツリハイスクール」
女子高生姿のいーちゃんにセーラー服の哀川さんに天然(実は強い)女子高生に黒髪女子高生にファンキー女子高生ととにかく女子高生の宝庫…!!
表紙も目次も可愛くて仕方がない!キャラの魅力も全員最高でした。満点。本自体かなり薄いのでサクサク読み進みます。
トリックは単純だけど、帯通りエンタメとして読むなら問題はないです。
西尾維新
「サイコロジカル」
…。…。…。これもミステリと言うよりは、エンタメとして読んだ方が無難、かと。論理がハイパーに飛んでます。エンタメとして読めば結構面白いです。この心づもりで。
眼鏡っ娘怪盗まで出てきて萌えも最高潮。
因みに上下巻ではありますがそんなに多くないのでバッと読めます。
表紙はかなり可愛い。並べておきたい。
★西尾維新
「ヒトクイマジカル」
そこここギャグが聞いてて笑えます。ルパンネタもあってお腹イッパイ。
シニカルだったいーちゃんが段々人間らしくなっていく課程とか、格好良くて姉御肌なみいこさんとかすごいイイです。萌える萌える。
割と厚めですがギャグと萌えでサクサク進めますのでご心配なく。
天然美少女、黒マント。
霧舎巧
「四月は霧の00密室」
…恥ずかしいです。タイトル「00」は「ラブラブ」と読みます。…恥ずかしいです。
巫山戯たタイトル、ピンク色の表紙、妙に薄っぺらい本。
大丈夫かよこの本と思いつつ(なら買うな)読んでいくと、これが結構良い感じなんです。見取り図とかが載ってて推理しやすい親切設計、手抜きでないトリック。
トリック自体はそんなに難しくないけど推理小説の導入編としてはかなり楽しめるかと思いますね。
霧舎巧
「五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し」
また恥ずかしいタイトルを(照)。表紙のナオト氏はかなり格好いい。横顔セクシー…に比べ棚彦はいつになったら格好良くなるんだか。…と思っていたら今回はかなり格好いいです。ラストは煙を噴きそうな程赤面モノ(笑)。学園モノでも十分いけそうですね。トリックもシンプルではあるけど冴えた感じ。
オーソドックスな推理スタイルは結構好き。
霧舎巧
「六月はイニシャルトークDE連続誘拐」
タイトルにはもうノーツッコミで…(赤面)。
トリックは…今回はいまひとつ。押しに欠ける感じか。
琴葉パパ登場、カレーのエピソードなどなど今回も赤面シーン盛りだくさん。
本の使い方がとにかくスゴイ。気づく人…いるのかなぁ。小学生の読み物雑誌みたいな感じです。←褒め言葉。



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